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LESSON1 冬用タイヤ「スタッドレスタイヤ」の基礎知識
Q1 冬道の必需品と聞くスタッドレスタイヤ。どんなものなの?
A1 雪道や凍結路での走行性を可能な限り高めた冬用タイヤのこと。
「スタッドレスタイヤ」とは、簡単には、雪道や凍結路でも、しっかり走行してくれるタイヤのこと。

以前は、滑り止めの「鋲」が打ちこまれた「スパイクタイヤ」が雪道走行の主役でした。しかし、乾燥路面を走ると、アスファルトを削ってしまうことから起きた「粉じん公害」が問題となり、平成3年より原則的に使用が禁止になりました。

そこで、開発されたのが「スタッドレスタイヤ」。スタッドとは「鋲」の意。要するに「スタッドレスタイヤ」とは、「鋲なしタイヤ」ということ。氷点下の気象条件でも柔らかさを保つゴムと工夫された溝形状のおかげで、鋲がなくても、凍結路面をうまく捉えることができるのです。
Q2 なぜ、雪道を走ることができるのか、詳しく教えて。
A2 「滑り」への抵抗を増やす工夫で、タイヤが路面を捉えやすくなっています。
通常、雪上ではタイヤのゴムと雪との摩擦力が小さくなるため、「滑る」という現象が起きます。

しかし、スタッドレスタイヤには多くの複雑な溝があるため、雪を踏み固めての走行が可能に。また、溝の角が路面をひっかくことで抵抗が生じ、走りやすくなっています。
Q3 凍結路面を走れるのも、雪道と同じ仕組みなの?
A3 いいえ、違います。凍結路表面の水膜を除去して、滑らず走れるようにしています。
横浜ゴムのCMで、織田裕二さんが「氷は濡れているから滑る、乾いた氷は滑らない」と言っています。ちょっとわかりにくいなら、冷蔵庫から出した氷が指につく現象を思い浮かべてみて。そう、タイヤと凍結路面との関係も、まさしくこの原理!氷の表面の水を多く排除できれば、凍結路でも滑らず走行できるというわけ。

横浜ゴムのスタッドレスタイヤ「アイスガードブラック」は「ブラック吸水ゴム」採用で、凍結路の水膜をしっかり除去してくれます。「溝」が重要な雪道に比べて、凍結路では「ゴム」が大事なのです!
アイスガード
Q4 オールシーズン用タイヤではダメなの?
A4 東京のような年に何回かしか雪が積もらない地域ならOK。
スノードライブの場合は、スタッドレスタイヤもしくはチェーンの装着を!
オールシーズンタイヤは、基本的には乾燥路面での性能を重視したタイヤですが、東京などの非降雪地域での浅雪路なら、近所の走行くらいは可能です。

しかし、スタッドレスタイヤに比べ、氷雪路での性能は大きく劣るので、本格的スノードライブの場合はチェーンの携行・装着を。また、チェーン規制された道路では、現場の警察官の判断によっては通行できない場合もあるので、必ずチェーンは積んでおきましょう。
Q5 スタッドレスタイヤを選ぶ際、サイズや空気圧など、どう決めればいいの?
A5 サイズも空気圧も、標準タイヤと同じでOK。
冬のあらゆる路面に対応するために、タイヤに求められる諸性能をバランス良く発揮させるには、標準タイヤと同じサイズがベスト。標準サイズを確認して、スタッドレスタイヤを買いに出かけましょう。横浜ゴムのスタッドレスタイヤは10〜18インチまで、サイズも豊富です。
Q6 スタッドレスタイヤを使用する際の注意点は?
A6 安全を第一に。「急」のつく動作は厳禁です。
いくらスノードライブに強いスタッドレスタイヤでも、滑りやすい雪道ではクルマをうまくコントロールできない場合も。「急発進・急加速・急ブレーキ」は厳禁です!
その他にも、以下のことに気をつけて…。
ゴムの柔らかさが命のスタッドレスタイヤ。溝が半分以上残っていても、ゴムが固くなってきたら、スノータイヤとしては使用しない方がいいでしょう。ごく普通の使用で3〜4年程度が目安、よくわからない場合は近くのタイヤ販売店で見てもらいましょう。
乾燥路面での性能も大きく改善されてきていますが、普通タイヤと比べ、音がうるさかったり、高速で多少安定性が落ちたり、ブレーキに必要な距離が長かったり…。
また、夏場にスタッドレスタイヤで走行すると、ゴムが柔らかいため摩耗が早く、劣化やゴムの硬化が早まってしまうことも。以上を理解した上で安全運転をしてくださいね。
Q7 夏場のスタッドレスタイヤの保管方法は?
A7 基本的には普通タイヤと保管方法は同じ。
汚れや傷などをチェックし、直射日光や雨風に当たらない、湿気の少ない場所に保管を。
まず、保管前には、釘などが刺さっていないか、傷などがないか、バルブキャップが付いているかを確認し、汚れや水分・油分などをよく落としましょう。
そして、保管場所については、以下のことに気をつけて。
タイヤは紫外線やオゾンに弱いため、通気性のよい、屋内の冷暗所に保管するのがベスト。屋外に置く場合は、カバーをかけて。
油類やストーブ類の熱源、発電機・バッテリーなどの電気火花の出る装置に近い場所は、タイヤを傷めたりする恐れがあるのでので避けましょう。
タイヤを直接床の上に置くと、化学反応で床を汚す場合があります。
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