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くるまのこと、もっと知って、さらに身近に All About Car Life
vol.7運転と自動車保険(前編)
インデックスへ 1.女性のための自動車保険講座ABC 2.新しい自動車保険と賢い選び方
取材協力:株式会社 損害保険ジャパン
1.女性のための自動車保険講座ABC
ドライバーなら誰もが加入している自動車保険。
あなたは自分の保険について、きちんと把握していますか?
どんな時に保険はおりるの?年間の支払い額は?etc…
今回のAll About Car Lifeでは、
自動車保険を基礎から丁寧に解説!!
これから加入しようと思っているアナタも、既に加入しているアナタも、
この機会にしっかり見直してみては?
万一の時、あなたを守ってくれる保険、慎重に考えて!
Q1.自動車保険の仕組みって、どうなっているの?
Q2.任意保険の対象は?どんな時に保険金が支払われるの?
Q3.月々の支払い額はどうやって決まるの?
Q1.自動車保険の仕組みって、どうなっているの?
Anser.自動車損害賠償責任保険と任意保険の2つがあります。
 自動車保険には「自動車損害賠償責任保険(=自賠責保険)」「任意保険」の2種類があることを、既に自動車免許をお持ちのドライバーのみなさんなら、ご存知のことと思います。
「自賠責保険」とは、自動車、バイク、原付自動車などを所有するドライバーに加入が義務付けられている保険。国が定めた制度のため、一般に「強制保険」呼ばれていて、この保険の証明書をクルマに積んでいないと、30万円以下の罰金が課せられます。また、有効期限が切れている状態で走行した場合は1年以下の懲役または50万円以下の罰金が課せられます。
では、「任意保険」は?というと、言葉の通り、加入の意志はドライバー本人に任せられているため、非加入でも罰金を取られたりすることはありません。しかし…。
「自賠責」は「交通事故の被害者が、最低限の補償を受けられるように」と国が定めているように、賠償金が支払われる対象は「第三者」のみで、最高限度額は1回の事故で被保険者1人につき、死亡の場合3000万円、重度の後遺傷害で4000万円、傷害で120万円と決められています。
ポイントは賠償金支払いの対象が「第三者」のみ、ということ。万一、自分が事故を起こしてしまった場合、傷つくのは「相手」だけでは決してありません。相手の車両やガードレールなどの公共物、そしてもちろん自分の身体や車両にも損害を受けるケースも。
しかし、「自賠責」では自分の身体や車両などの対物には保険金は支払われません。
そのため、損害保険会社を通して「任意保険」に加入するのが常識です。月々一定の金額(※)を支払えば、「第三者」だけでなく相手の車両やガードレールなどの「対物」、自分自身または車両などが補償の対象になるのです。「自賠責保険」はあくまでも「人に対する必要最小限の保険」と考え、不足分を補うために「任意保険」に加入するのが一般的と言えるでしょう。
では、次の章で「任意保険」について、詳しく説明しましょう。
※支払いについては、年払い(一括払い)と月払いがあり、契約者が選択できます。
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Q2.任意保険の対象は?どんな時に保険金が支払われるの?
Anser.主な補償には「対人」「対物」「搭乗者傷害」「人身傷害」「車両」を対象に保険金が支払われます。
「任意保険」は以下のような仕組みになっています。
1.
対人賠償保険
 自動車事故により、相手のクルマのドライバーまたは同乗者を死亡または負傷させてしまい、法律上の損害賠償責任を負担する場合の補償です。
この保険は「自賠責保険」の保険金ではまかない切れない場合に支払われます。ドライバー本人や家族には支払われないことがポイント。人が相手だけに、補償額を無制限にして加入することも重要です。
2.
対物賠償保険
 交通事故を起こし、第三者のクルマや物などに破損、汚損、減失などの損害を与えてしまい、法律上の損害賠償責任を負担する場合に賠償金が支払われます。
この保険では、自身のクルマなどには支払われません。対物においても高額な損害が発生しているため、対人同様、補償額を無制限にして加入することをお勧めします。
3.
人身傷害補償保険
 多くの自動車事故の場合、本人と相手の双方に責任(過失割合)が発生します。
例えば、事故による本人の身体損害総額が5000万円で、過失割合が本人60%、相手40%だった時、相手からは2000万円の賠償金が支払われますが、残りの3000万円は自分の自分の負担となってしまいます。この時、この保険に入っていれば、その3000万円を保険会社が支払ってくれます。事故の大小に関わらず、ケガによる治療費や慰謝料、休業補償など、契約した保険金額を限度に100%補償してくれることがポイント。
4.
搭乗者傷害保険(医療保険 部位・症状別支払)
 保険を契約したクルマに搭乗している人が、死亡または負傷した場合に賠償金が支払われます。この保険では、ドライバー本人にも支払われることと保険会社の規定に従い、部位・症状が確定すれば治療中であっても、事故後スピーディーに保険が支払われることがポイント。
5.
車両保険
 契約しているクルマに、他車との衝突や接触、盗難、火災や台風など偶然の事故によって損害が発生した場合に修理代などが支払われます。単独で事故を起こしてしまった場合にも、自身の車両に支払われることがポイント。加入方法により単独事故が対象外であったり、自己負担金がかかる場合があるので注意する必要があります。
 このほか、ドライバーが自らの責任で起こした事故で死亡やケガ、後遺傷害を患った場合に保険金が支払われる「自損事故保険」や、保険に入ってないクルマとの事故を起こした場合に保険金が支払われる「無保険車傷害保険」などがあります。
特に上記1〜4は、加入するのが当たり前といっても過言ではありません。
万一を考え、支払いに無理のない範囲で充実した内容で加入しておきましょう。
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Q3.月々の支払い額はどうやって決まるの?
Anser.決定要項には、ドライバーの等級、クルマの型式、年齢、ドライバーの種類などがあります。
 みなさんの一番気になる月々の支払い額。どうやって決定されるのでしょうか?
ひとくちに自動車保険と言っても、ドライバーの年齢や保険の組み合わせ方によって、月々の支払い額は大きく変わってきますが、「任意保険」加入者の年間の支払い額の平均は6万2000円と、意外に高額ではありません。
決定ポイントは大きくわけて2種類。保険会社が共通で定める規定により、契約者本人の意志では決定できない「等級」とクルマの「型式」。もうひとつは、契約車両を運転するドライバーの「範囲」と「年齢」。これは契約者本人の意志で決定するものです。では、ひとつずつ説明していきましょう。
1.
等級
ドライバーにおける過去の事故の有無により決定されます。
1〜20等級(※表1参照)まであり、初めて「任意保険」に加入する場合は6S(年齢条件により割増がかかるケースあり、※表2参照)等級からスタートし、無事故であれば1年で1ランクずつ上がり、1度事故を起こすと3等級下がります。この等級により支払い額の割引率が決まる重要な数字です。
表1
等級 割引/割増 等級 割引/割増
1 60%割増 11 45%割引
2 30%割増 12 50%割引
3 20%割増 13 50%割引
4 0%割増 14 55%割引
5 10%割引 15 55%割引
6(F) 10%割引 16 58%割引
7(F) 20%割引 17 58%割引
8 30%割引 18 60%割引
9 40%割引 19 60%割引
10 40%割引 20 60%割引
※保険会社によって若干内容が異なる場合があります。
表2
初めて任意保険に契約する6S等級からスタートの割引率
年齢条件 全年齢担保 21歳以上担保 24歳以上担保 27歳以上担保 30歳以上担保 35歳以上担保
割増・割引 割増 0%
30% 10%
2.
型式
自動車検査証(車検証)に記載されていて、クルマの基本的な形や機能などによって細かく分類されています。
例)トヨタ・ウィンダム-3.0Gの型式はMCV20
この型式により、保険料を決定する要素の1つであるクラスが決まります。
上記の2つは、契約者本人の意志では決定できないポイントです。
3.
ドライバーの年齢
契約車両を運転するドライバーの年齢によっても、月々の支払い額は大きく変わってきます。免許を取りたての若年のドライバーは、等級も低く、運転に慣れていないため、保険料の負担が大きくなります。
具体的には、例えばドライバー歴20年以上の50歳ドライバーに比べ、月々の支払いは高くなります。 では、1つの車両で複数のドライバーがいる時はどうなるのでしょうか?
例えば、ドライバーが夫40歳、妻36歳の場合。
被保険者が2人とも35歳以上ということで、「35歳以上」を対象とした保険への加入となります(※)
次に、ドライバーが父40歳、子20歳の場合。
今まであれば、20歳の子供にあわせ、「全年齢」を対象とした保険の加入を選択しなくてはいけませんでした。しかし、最近ではドライバーの保険に対するニーズが多様化したため、さまざまな加入パターンが用意されるようになりました。上記の例の場合、近年では、保険加入者は「35歳以上」の保険に加入し、子供特約をセットにすることで保険料の負担を軽減することができるようになりました。
※年齢制限は保険会社、また保険の種類にもより異なります。
4.
ドライバーの種類
これは、契約車両を運転するドライバーが誰なのか、ということです。
例えば、被保険者本人とその配偶者だけなのか、その子供も運転するのか、配偶者や子供が「同居」「別居」なのか
も決定事項となってきます。
また、親族ではない友人や知人が契約車両を運転し、万一事故を起こしてしまった場合のことを考慮するのかによっても、月々の支払い額は異なります。
しかし、親族以外のことを考え高い額を支払うのも考え物。安心してください、たいていの保険会社では「臨時運転者特約」と言って、大きな負担にならない程度の額で、知人などの事故のケースを補償してくれます。
また、同様に若年の子供を対象とした特約もあるようです。
先ほども説明したように、ドライバーの保険に対するニーズが多様化し、「任意保険」も細分化している一方で、意外にも自分が加入している保険の詳細を把握していないドライバーが少なくないそう。

この機会に、自分が加入している保険は、どんな場合に保険金が支払われるのか、を確認して、自身のカーライフに合わせて、保険について見直してみてはいかがですか?
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