Women's Drive : ウーマンズドライブ
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vol.5 運転と環境(前編)
インデックスへ 1.私たちができる環境対策について 2.企業が取り組む環境対策について 3.近未来のクルマ社会について
取材協力:社団法人 日本自動車工業会 広報室 持田弘喜氏/ 財団法人 日本電動車両協会 展示広報グループ 井口俊勝氏
1.私たちができる環境対策について
「大気汚染」「地球温暖化」…
クルマが環境に及ぼす影響については、
ドライバーのみなさんなら、理解しているはず。

クルマは便利で生活に欠かせないアイテムだからこそ、
きちんと理解して、地球環境のことまでしっかり考えたいものです。
Q1.クルマを利用する私たちが環境のためにまずできることは?
Q2.環境に優しい運転の仕方はあるの?
Q3.クリーンエネルギー自動車って、どんなものがあるの?
Q1.クルマを利用する私たちが環境のためにまずできることは?
Anser.ドライバーとして、クルマと環境の関係を理解することからはじめましょう
 現在、一般に利用されているクルマのほとんどは、ガソリンまたは軽油を燃料にしています。みなさんが乗っているクルマもそうではありませんか?
 クルマは、燃料であるガソリンを燃焼させて走っているのですが、不必要なものは、排出ガスとして、大気中に出てしまいます。これが大気汚染や地球温暖化の原因に。クルマ以外にも工場やオフィス・家庭などからも、環境汚染につながる原因物質は排出されていますが、原因物質の多くがクルマから排出されているのが現状なのです。
 クルマは生活に欠かせないアイテム。だからこそ、クルマが地球環境に与える影響は、しっかり考えなくてはいけない問題だと思いませんか?この問題をしっかりと理解することが、クルマを利用するドライバーとしてできる、最初の環境対策とWOMEN'S DRIVEでは考えました。そこで今回は、現在のクルマ社会で行われている環境への取り組みを、「個人」レベルでできること、「企業」や「地域」など大きな枠で行われていることにわけて、みなさんにご紹介します。
 次の章は、今すぐ私たちにできる具体的な環境対策のご紹介です!
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Q2.環境に優しい運転の仕方はあるの?
Anser.あります。それは、今すぐできる「エコ・ドライブ」です
「エコ・ドライブ」。あまり聞きなれない言葉ですよね? 実はこれ、日本自動車工業会(JAMA)が推進するもので、ドライバー一人ひとりがすぐにできる、環境に優しい8つの運転方法なのです。

では、その8つの方法を具体的に見ていきましょう。
1.
計画ドライブ
行き当たりばったりではなく、出かける前にドライブの計画をたてよう。道に迷って10分余計に走ると、約350mlもの燃料を浪費!燃料が多く使われれば、使われるほど、クルマから出る排出ガスの量も増加。
2.
適正空気圧
出かける前に、タイヤの空気圧のチェックも忘れずに。想定空気圧よりも空気圧が0.5kg/cm2(49kPa)低いタイヤで50km走ると、約150mlの燃料を浪費!
3.
身軽な運転
余分な荷物はクルマから降ろそう。不必要な荷物は燃料を浪費させるだけ。10kgの荷物を乗せて50km走ると、約15mlの燃料を浪費!
4.
円滑発進
急発進なしの快適ドライブは、環境にも優しい。10回の急発進で約170mlの燃料を浪費!
5.
アイドリング・ストップ
ちょっとした駐停車にもエンジンを切る習慣を。わずか5分のアイドリングでも約65mlの燃料を浪費!
※アイドリングとは、停車中にエンジンを回転させている状態のこと。
6.
優しいアクセル操作
アクセルの空ぶかしはやめよう。たった10回の空ぶかしで、約60mlの燃料を浪費!
7.
安定走行
おだやかで、ゆとりある走行を。急発進同様、急な加速は10回で約110mlもの燃料を浪費!
8.
等速走行
等速走行で安全&経済的。一般道路では40km/h、高速道路では80km/h程度の等速走行がエコドライブ!
(社団法人 日本自動車工業会 推奨)
地球環境を守るために、それぞれの立場での取り組みが求められる現代のクルマ社会。私たちドライバー一人ひとりにできること、それが「エコ・ドライブ」、これならすぐにできますよね!
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Q3.クリーンエネルギー自動車って、どんなものがあるの?
Anser.大きくわけて電気自動車、天然ガス車、メタノール車、ハイブリッド車の4つです
 クルマを選ぶ時、環境に優しい「クリーンエネルギー自動車」を考えるのも、私たちにできる環境対策。

 「クリーンエネルギー自動車」って、よく聞くけれど、実際にはどんな種類、どんな特徴を持ったものがあるのでしょうか?次の4つが「クリーンエネルギー自動車4兄弟」と言われる代表的なもの。
1.
電気自動車
電気を動力源とし、走行中に排出ガスが全く出ないことに加え、騒音・振動などが小さいのが特徴。車体価格が、ガソリン車の約3倍という価格面と航続距離(※)が短いことが課題ですが、地域やオフィスでの共同利用など用途によっては、普及も期待できます。現在国内では約4700台とわずか。
※航続距離…燃料などを補給せずに走り続けられる距離のこと
2.
天然ガス車
圧縮天然ガス(CNG)を燃料とし、ガソリン車と同様、燃焼させて走るためスピードには問題がないにも関わらず、排出する二酸化炭素(CO2)が少ないのが特徴。燃料の搭載性が悪く1回の給ガスで走れる距離が短いのが問題ですが、路線バスや荷物集配車など、走行ルートが決まったクルマ向けの用途は広まっていて、国内で12000台が使用されています。
3.
メタノール車
メタノールは天然ガスから製造される液体燃料。クルマ用として貯蔵性や搬送性に優れているのが特徴で、ディーゼル車の代替えとして期待されています。
4.
ハイブリッド車
電気とガソリンを使い分けて走行するクルマで、燃費もかなりよいため、排気ガスの低減に効果があります。価格面での問題も改善され、現在、実用車として一般への普及も進んでいます。「近未来カー」としての期待度は、4つのなかで一番高いといわれています。
 これらの環境に優しいクルマを買うことは環境によいだけでなく、税金も優遇されるという嬉しい特典もあるのです!それは「グリーン税制」という国の対策で、排出ガスの量に応じて、自動車税と自動車取得税を減免するというもの。

 環境に優しくすることは、自分にもきちんと返ってくるのです!みなさんもクルマ選びの際には、ぜひ「ハイブリッド車」を視野に入れてみて。これもひとり一人のドライバーができる環境対策に!
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