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vol.4 運転と飲酒(前編)
インデックスへ 1.アルコールが運転に及ぼす影響について 2.飲酒運転に関する法律・事故について 3.お酒についての豆知識と対策について
取材協力:社団法人 日本自動車工業会 広報室 持田弘喜氏/ 財団法人 日本電動車両協会 展示広報グループ 井口俊勝氏
2.飲酒運転に関する法律・事故について
2002年6月に道路交通法が改正され、
飲酒運転に関する刑罰がよりいっそう強化されましたね。
実際、飲酒運転による、悲惨な事故が増えているからなんです。

法律、事故、取締など、飲酒運転に関わる警察の取り組みは
どうなっているのでしょうか。
Q1.飲酒運転に関する新しい法律は?
Q2.飲酒運転による事故はどれくらい発生しているの?
Q3.交通安全についてどんな取り組みがされているの?
Q1.飲酒運転に関する新しい法律は?
昨年の6月に道路交通法が改正され、「飲酒運転の罰金は50万!」などという話は聞いたことがありますよね。「自分だけは捕まらない」なんて甘い気持ちで、改正法を正しく把握していないなんてことはありませんか?
ドキっとしたあなたのために、道路交通法について説明しましょう。道路交通法では、酒酔い運転と酒気帯び運転に区分されます。その違いはどんなところにあるのでしょうか?検問の際の「酒気帯び」と「酒酔い」の区別は、アルコール検出量だけでなく、真っ直ぐに歩行できるか、きちんと質疑応答ができるかを加えた3点で判断されます。酒酔い運転とは酩酊状態(※1)での運転のことを言い、お酒の量だけではありません。ですからアルコール検出量に関わらず、明らかに酔っていて酩酊状態であれば「酒酔い運転」と判断されてしまいます。
●道路交通法
【飲酒運転に関する厳罰化された関係法令】
  改正前 改正後
酒酔い 懲役2年以下または罰金10万円以下 懲役3年以下または罰金50万円以下
酒気帯び 懲役3ヶ月以下または罰金5万円以下 懲役1年以下または罰金30万円
【交通違反の減点数】
  改正前 改正後
酒酔い 15点 25点
酒気帯び(0.5mg/血液1mlまたは0.25mg/呼気1l) :6点 13点
酒気帯び(0.3mg/血液1mlまたは0.15mg/呼気1l) :規定なし 6点
表からわかるように、「酒酔い」「酒気帯び」いずれも大幅に改正されました。「酒気帯び」については、2段階に区分され、より厳しくなり取締りが強化されています。現在、免許停止処分は6点の減点で実施。ですから、軽い酒気帯びでも「免停」になってしまいます。もってのほかですが、酒気帯び運転で人身事故を起した場合、免許は取り消しです!
※1 酩酊状態…1.アルコールが運転に及ぼす影響Q1掲載の表参照。
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Q2.飲酒運転による事故はどれくらい発生しているの?
Anser.0〜2時までに発生した死亡事故40%の原因が飲酒運転です。
言うまでもなく、飲酒運転は死亡事故の大きな原因のひとつ!平成13年度には、都内の死亡事故355件のうち、起こした当事者がお酒を飲んでいた事故は45件。平成14年度には6月末で27件にも上がりました。
飲酒運転での交通事故の割合を時間帯別に見てみると、深夜が特に多く、0〜2時までに発生した死亡事故の40%が飲酒運転によるものでした。次いで2〜4時で35.9%、4〜6時22.6%となっています。
割合は少ないものの、一般的に人々がお酒を飲み始める16時ごろから飲酒運転での事故が見られるようになり、24時まではパーセンテージが1桁台ですが、電車も無くなる24時を越すと、急に割合が上がっているのです。深夜はいかに無謀な酒気帯びドライバーが多いかを物語っています。
【平成13年中の時間帯別飲酒運転事故の割合】
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Q3.交通安全についてどんな取り組みがされているの?
Anser.春、秋の交通安全運動だけではありません。
毎年4月と9月に行われている交通安全運動。内閣府、警視庁、全日本交通安全協会などが協力しあい、人々を交通事故から守ろうというもの。「子どもと高齢者の交通事故防止」「飲酒運転等悪質・危険な運転の追放」など、毎年全国で共通の目標が決められ、それに伴い交通安全教室や街頭キャンペーンなどの運動が行われます。

この内容は各地によって異なるようです。
●春の交通安全運動 4月6〜15日(4年に1度、統一選挙が行われる年は5月に実施)
●秋の交通安全運動 9月21〜30日
交通安全に関する警察の取り組みはそれだけではありません。
例えば…
トワイライト・オン運動
自動車は日没より(一時間ほど)早めにライトを点け、歩行者や自転車利用者、またほかのドライバーの注意を促し、1日のうちで最も周囲が見えにくく、交通事故も起きやすい「夕暮れ時」の交通事故を防止しようというもの。
リフレクター運動
明るく目立つ色の服装をしたり、ライトが当たるとキラキラ光る、ラメや蛍光塗料が使われた物や、反射するような物を持つなど、ドライバーに自分の存在をわからせるようにする「夕暮れ時から夜間」にかけての運動。黒い服だと30m手前付近でしか気づけないところ、反射するような服を着ていれば、暗闇でも100〜120m先でもドライバーの視界に入るそうです。
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